『ゼロの扉・続編⑦』

~思考ぐせとやさしく付き合う方法~

「どうせ無理」

「うまくいかないに決まってる」

「わたしなんかが、やったって…」

未来のことを考えるたびに、

心に浮かぶのは、どこか後ろ向きな言葉ばかり。

でも、実はそれ…

**“思考のくせ”**なのかもしれません。

気づかないうちに、

いつも同じような考え方のルートをたどって、

同じ結論にたどりついてしまう。

「またこのパターンかも」

そう思ったことはありませんか?

ゼロの視点に立って見ると、

その“ぐるぐる回る思考”を、

まるで上から見おろすように感じられる瞬間があります。

私たちの現実は、「今」からしか変わりません。

でもその「今」を支配しているのが、

無意識のうちに染みついた“思考のぐせ”だとしたら…

まず必要なのは、

「それに気づくこと」かもしれません。

自分を責める声。

未来を否定する想像。

いつもの不安な予測。

それらに巻き込まれていると気づいたら、

そっと一歩、離れてみるのです。

「これは本当に“今”の私の望みだろうか?」

「この思考ぐせに、未来を委ねていいのだろうか?」

そう問いかけるだけで、

少しずつ、自分の思考にすき間が生まれてきます。

未来は、まだ白紙です。

でも、白紙を塗る筆は、いつも「今」のあなたの手の中にある。

【今日の問いかけ】

最近あなたがぐるぐる考えてしまったことは何ですか?

それは、どんな“思考のくせ”から来ていたと思いますか?

【そっと、扉の向こうへ】

同じ場所をぐるぐると回り続けているように感じるとき、

一番大切なのは、「ぐるぐるに気づくこと」。

カウンセリングでは、

その思考の回廊にそっと光を灯しながら、

新しい視点へとご一緒します。

あなたの未来は、

“今”の思いひとつで、

そっと方向を変えていけます。

【次回予告:続編⑧】

~ゼロに還る選択がくれたもの~